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    穏やかな夜でありますように

    文字も霞むほど深い夜。

    それでもきっと、光は道標となり水面を照らしている。

    赤と緑に 煌めく、ダンスフロア。水滴の余韻、オレンジ色。

    今はどこにいるのでしょう。短くなった髪。不器用な笑顔。どうか穏やかな夜でありますように。

    at 22:55, philo, つぶやき

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      映画『フジコ・ヘミングの時間』


      フジコ・ヘミングさんのドキュメンタリー映画を観た。

      映画『フジコ・ヘミングの時間』

      彼女の奏でる音楽は、トゲがなくやわらかくて優しい。

      祈るようにピアノと向き合う彼女。
      家に帰ると出迎えてくれる猫たち。
      こだわりの詰まった、パリの自宅。
      愛猫・ちょんちょんとのエピソード。

      映画の冒頭は、12月のパリ。
      冬支度をして雪化粧に染まるパリの街並み。

      始まりの予感を背負って流れるのは、
      ドビュッシーの『月の光』。
      クリスマスのオーナメントが曲をもり立てる。
      ピアニストは、もちろんフジコ・ヘミング女史。

      冬のパリの冷たさと、彼女の演奏のあたたかさ。
      やさしく、しかし確実に音の世界へと誘ってくれる。

      母は大阪出身。ピアノ一筋でドイツにも留学した。
      父はスウェーデン出身の広告デザイナー。
      二人の間に生まれた、フジコ。
      戦禍の中、ガイジンと呼ばれ差別を受けた。
      配給や生活苦を理由に、岡山へ疎開。
      そこでもピアノのレッスンをやめなかった。

      ヨーロッパツアーでの『トルコ行進曲』や
      終盤の『ラ・カンパネラ』
      呼吸が止まるほど張り詰めた、鬼気迫る演奏。
      命を削って演奏されている姿に胸を打たれる。
      「(カンパネラに)どれだけ命を懸けて演奏するか。聴く人が聴けば分かる」

      どれくらい劣悪な環境でも観客に演奏を届けるために。

      ピアニストとしては遅咲きだった。
      30歳手前でやっとベルリンに留学。
      カーネギーホールの舞台にたったのは60歳の頃だった。

      映画のエンドロールは『月の光』。
      堪えども零れる涙。
      感涙のエンディング。

      最後に登場した日本郵船歴史博物館。
      フジコの父がデザインした、日本郵船のポスターも印象的だ。
      娘フジコが有名になり、父の名も知れ渡る事となった。

      彼女はどんなアーティストだろう。
      優れた感性と、逆境を昇華する芸術性の高さ。

      フジコ・ヘミングは、
      ピアニストになる為に生まれてきた「天使」なのだ。




      人生とは、時間をかけて自分を愛する旅ー
      (フジコ・ヘミング)


      彼女の足跡を辿りながら「私」を知る一歩に。
      まだの方はぜひ、劇場で。

      at 21:09, philo, 映画

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        水をつかんで


        冷たくて切ない夜だった。
        広い海のなかで、ただひたすら水をつかんでいるような。

        ゆるやかな坂をのぼるように、終わりの見えない夜だった。


        張りつめた水風船に、ツン、と小さな穴があいて、
        どこまでも、あふれだしていく。

        閉じたまぶたにうかぶのは川面に揺らぐ桜の花。


        この夜は二度とこない 、
        それでもずっと続いていく気がする。

        at 23:41, philo, みじかめ

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          一リットルの空しさ

          空っぽの頭が重たくて、外に出る

          夜、国道沿いを歩く


          1リットルの空しさをお腹にためて

          嘘だけど、こころが軽くなっていく


          雨が降っても傘はなく

          鳴る、かみなりの響き

          消しゴムのクッション

          二人で観たコンサート


          私を惑わせた貴方の魅力も、

          一リットルの空しさに流されて消える。

          at 23:41, philo, つぶやき

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